- うちの猫、グルーミングしすぎじゃない?
- 自分を舐めるの止めさせた方がいい?
- 病院に行った方がいい?
- どうしてグルーミング過剰になってしまうの?
なんて悩んでいる方のために書かれています。
過剰グルーミングは、ハゲや毛球症(ヘアボール)の原因になるので、ネコが自分を舐めるのをやめない時は、少しでも参考にしてもらえたら嬉しいです。
目次
そもそも猫はなぜグルーミングするの?
猫の過剰グルーミング何が原因?
大きく分けて5つほど考えられます。
ネコが自分を舐めるのをやめない原因としては、
- ストレス
- アレルギー
- 痛みがある
- 病気
- お尻トントンのしすぎ
などがあります。
それぞれ詳しく説明していきます。
原因1 ネコストレスが原因で自分を舐める?
ストレスが原因のことも多いです。
過剰グルーミングの原因となったストレスの要因としては、
- かまってもらえない
- 人やネコが増えた・減った
- 引っ越しや模様替えで環境が変わった
- 工事などで大きな音がする
などです。
ネコはストレスを感じやすく、それを解消する手段としてグルーミングします。
何がストレスの原因なのかを特定するのは難しいですが、根気よく原因をみつけてください。
原因を取り除けない場合、病院で抗不安薬を処方してもらう方法もあります。
Youtubeで見つけた猫のストレスに良い音楽
猫ちゃんに聞かせてあげるだけでストレスが改善すると言われている音楽です。
※音が出ます!
※動画が消えている時はこちらで検索Youtubeの動画
スキンシップで過剰グルーミングをやめさせる
ストレスが原因の場合、まずはスキンシップを増やしてみてください。
ネコのストレスの原因がわからない、思い当たる原因はあるけど解消できないという場合には、かまってあげる時間を増やしてあげてください。
- おもちゃなどで遊んで運動させる
- ブラッシングする
- 少し強めに撫でる
これらの時間を増やすと過剰グルーミングが治まることがあります。
エリザベスカラー、猫服で舐めるをやめさせる
ストレスがたまりますが、やむを得ないことも。
エリザベスカラーや猫用の服を着せるのは、大抵の猫にとってかなりのストレスになります。
外した後、もっと過剰グルーミングがひどくなってしまうこともあるでしょう。
でも、皮膚の炎症などが起こった時には、症状が改善するまではやむを得ないと思います。
また、痒みやストレスをきっかけに舐めぐせが付いてしまった場合、エリザベスカラーや猫用の服を着せると止められることもあるそうです。
理想はストレスを特定して解消!できなければ、まずはスキンシップを増やして
原因2 アレルギーが原因?
アレルギーが原因で過剰グルーミングすることもあります。
ネコのアレルギーも人間と同じく、
- ハウスダストなどの外的な要因
- 食物アレルギーなどの内的な要因
が考えられます。
この場合の対処法ですが基本的には病院に行ってお薬をもらうことになります。
[ktm_p]アレルギーは人間でも中々原因が掴むのは難しいですよね。早めに病院に連れて行って上げてお薬を検討してあげてくださいね[/ktm_p]
掃除をしっかりする!
こまめに掃除機をかけたり、布団乾燥機を使うなどして、ハウスダストやダニ対策をしましょう。
よく寝ている猫ベットやクッション、ラグなども念入りにキレイにしてください。
ノミの唾液がアレルゲンのことも!
ノミの唾液がアレルゲンとなってかゆみを引き起こし、過剰グルーミングになることもあります。
薬などを使って、猫の体と室内からノミを駆除してください。
細菌やカビ、寄生虫などが原因となることもあるので、一度病院で検査を受けた方がいいでしょう。
エサは慎重に変えて!
健康にいいお高いごはんに変えたら、アレルギーを発症したという話もあります。
食物アレルギーを持つネコもいますから、エサを変える時には慎重に様子をみましょう。
アレルギーではなくても、エサを変えたことがストレスになって、過剰グルーミングするという可能性もあります。
ネコにもアレルギーがあるので、人間同様の対策を!病院で検査を受けることが大切
原因3 痛みが原因でグルーミングがひどい?
痛みを緩和しようとして、過剰グルーミングすることがあります。
同じところを長時間舐めている場合には、
- 皮膚炎
- 結石
などで痛みを感じている可能性があります。
できるだけ早く病院に連れて行って検査を受けてください。
同じところをずっと舐めている時は即病院へ!
原因4 病気が原因で舐めるのかも?
過剰グルーミングの原因になる病気もあります。
過剰グルーミングの原因になる病気としては、
- 分離不安症(精神疾患)
- 知覚過敏
などが挙げられます。
分離不安症(精神疾患)ってどんな病気?
飼い主に依存しすぎている猫が飼い主と離れることに不安を覚えて、問題行動をとってしまうという精神疾患です。
過剰グルーミングの他にも、
- トイレの粗相をする
- 頻繁に嘔吐する
- 引っ掻いたり、噛み付いたりする
- 破壊行動を起こす
といった症状が起こります。
対策としては、
- 過剰にかまわない
- 居心地のいい環境を作る
- 外出前に声をかけない
などがあります。
いつでも猫中心の生活ではなく、徐々に距離をおいて、一人でも平気だと思わせてください。
わざわざ「これから留守にするよ!」と伝えるのも止めましょう。
知覚過敏ってどんな病気?
原因がはっきりとわかっていない病気で、過剰グルーミング以外にも、
- 突然走り回る
- 背中がピクピクする
- ずっと鳴き続ける
- 攻撃的になったり、自傷したりする
などの症状が出ます。
原因がわからないため、対処療法するしかないのですが、放置するよりは薬などで症状を緩和する方がいいでしょう。
病気が原因のこともあるので、早めの診察を!
原因5 お尻トントンのしすぎ?
お尻トントンしすぎると、過剰グルーミングすることもあります。
因果関係はよくわかっていませんが、お尻トントンしすぎると、過剰グルーミングしてしまうといわれています。
お尻トントンを喜ぶ猫は多いので、ついついねだられるままにトントンしてしまいがちですが、
- あまり強く叩かない
- 叩きすぎない
ように気をつけてください。
お尻トントンはほどほどに!
過剰グルーミングの原因と対策をまとめると
まとめておくとネコが過剰グルーミングする理由としては、
- ストレス > 音楽や遊んであげる、エリザベスカーラー猫服などで対策してあげて
- アレルギー > 病院でお薬を検討して
- 痛みがある > 皮膚炎、腹痛、結石の可能性、病院で検査を
- 病気 > 精神的病気の可能性あり、病院で検査を
- お尻トントンのしすぎ > あまりしすぎると慢性的な過剰グルーミングになるので注意!
といった感じでしょうか。
自宅でできる範囲でやってあげた後は、
原因に応じて対策をしてみて、無理なら病院へ
という感じになります。
どうしても無理なら病院で診察を受けて原因を絞ってできることからやっていってください。
焦ると猫にも伝わってストレスになってしまうので、気長にがんばることが大切です。
そもそも猫はなぜグルーミングするの?