- 猫の病院はどうやって探せばいいの?
- どんな獣医さんを選べばいい?
- いい病院の判断基準って?
- 料金はどこも同じなの?
と悩んでいる方に向けて書いています。
緊急時に焦らないためにも、信頼できるかかりつけの獣医さんを早めにみつけてくださいね。
目次
猫の病院、獣医さんの選び方のポイント
大きく分けて5つあります。
猫の病院、獣医さんの選び方のポイントは、
- 院内が清潔
- しっかり診察してくれる
- 説明がわかりやすく、治療プランがある
- 緊急時にできるだけ対応してくれる
- 明朗会計
という感じです。
それぞれ詳しく説明していきます。
ポイント1 院内が清潔
院内感染を防ぐためにも、清潔さは重要です。
動物病院を選ぶ時には、
- けものくさいニオイがしない
- きちんと掃除が行き届いている
- 診察の度に診察台を消毒している
- 獣医さんが診察前などにこまめに手を洗っている
などを確認して、清潔さを判断してください。
診察台を消毒していないと感染症がうつることも!
病院で病気をうつされるのは最悪ですね。
猫の体調が悪い時はもちろん、そんなに免疫力が低下していなくても、感染症や寄生虫がうつってしまう恐れがあります。
診察台が汚れていたり、他の子の毛が落ちていたりするのは論外です。
もし、待合室から診察室がみえなくても、獣医さんの近くに消毒薬があるかどうかで判断できます。
建物自体が古くても衛生的なら問題なし!
建物が新しくてキレイでも衛生的とは限りません。
外観も洗練されたデザインの動物病院が増えていますが、新築した費用の分、治療費にのってきます。
また、オープンしたてということは、獣医さんの経験も浅い可能性があります。
見た目がキレイなら衛生的ということではないので、建物の中や診察室の清潔さで判断するようにしてください。
清潔なのは最低限の条件!
ポイント2 しっかり診察してくれる
丁寧に診察して適切な治療をしてくれる獣医さんを選んでください。
診察室に入ったら、
- 体重の測定
- 触診
- 聴診
- 問診
をしてくれる獣医さんでなければ信用できません。
中には、ろくに触ってもくれず体重も測らない獣医さんもいるみたいですから、ちゃんと診てくれないと思ったら、すぐに病院を変えてください。
猫に対する愛情を感じないのはNG
獣医さんもピンキリなので、納得できるまで探すのがオススメです。
猫に対する声かけや触り方などから、獣医さんの気持ちが伝わってくると思います。
事務的に診察している感じがしたり、あまり親身になってもらえていないという印象を受けたら、違う病院に行くようにしてください。
いざという時に頼れない獣医さんのところに通うのは後悔のもとになります。
人当たりだけでなく、診察の姿勢も確認!
ポイント3 説明がわかりやすく、治療プランがある
的確な診察、治療ができるのが何より大切です。
例えば、下痢や嘔吐など原因がすぐにわからない症状の時に、
- 考えられる可能性
- 選択できる治療法
- どんな薬を処方するか
などを専門知識のない飼い主さんが理解して、選択できるように説明してくれるのがいい獣医さんです。
必要に応じて速やかに検査を行い、自分のところで手に負えない時には専門性の高い他の病院に紹介してくれるのが理想ですね。
セカンドオピニオンにも快く応じてくれる獣医さんなら、とても信頼できると思います。
獣医さんにもヤブはいます!
やみくもに信じるのはよくありません。
獣医さんの中にも、名医もいればヤブもいます。
投薬ミスをしたり、必要な検査をしなかったり、人間のお医者さんなら医療ミスで大問題になっているレベルの獣医さんも存在するので、注意が必要です。
獣医さんとしての腕と人柄はあまり関係ありません。
いくらいい人でも猫の病気を治してくれなければ意味がないので、診断や治療法に疑問を感じたら、迷わずに別の獣医さんの診察を受けさせてください。
猫友やネットの口コミなどで評判や実績を調べるのもオススメ!
ポイント4 緊急時にできるだけ対応してくれる
いざという時に頼れると安心です。
一刻を争うような緊急事態に24時間対応してくれるのがベストですが、個人経営の動物病院の場合には難しいかもしれません。
それでも、電話を受け付けてくれたり、救急病院を案内していたりする動物病院の方が安心できます。
診療時間外でも相談にのってくれるような獣医さんをみつけたいですね。
診療時間外にどのくらい対応してくれるかも選ぶポイントになります。
ポイント5 明朗会計
自由診療なので、ボッタクリには気をつけてください。
動物病院は料金もピンキリですから、
- 事前にかかる費用を教えてくれる
- 請求額の内訳がはっきりわかる
といったことも判断基準になります。
検査費用や処方される薬の価格を事前に知りたい場合でもすぐに教えてくれたり、領収書などに内訳がちゃんと書かれている病院を選んでください。
何にいくらかかっているのかがわからないと、ぼったくられていても気づけません。
また、手術などで高額な費用がかかる場合には、見積もりを出してもらった方がいいですね。
高い料金=名医ではありません!
猫の病院、獣医さんの選び方をまとめると
- 院内の衛生管理が行き届いている
- 親身になって時間をかけて診察してくれる
- 飼い主にもわかりやすく治療プランを説明できる
- 診療時間外でもできるだけ対応してくれる
- 会計の内訳がはっきりしていて良心的
という感じです。
近年では、猫専門の動物病院や厳しい国際基準に合格して認定されたキャット・フレンドリー・クリニックもあります。
通えるところにあれば、まずはそこにいってみるのがオススメです。
猫が犬の飼育数を上回ったのは最近ですから、猫の診察や治療が不得意な獣医さんも少なくありません。
できれば、猫好きで猫に詳しい獣医さんにかかりたいですよね。